こんにちは!DIY好きのゆるミニマリスト、むぎです。
DIYにはまってからもう10年
今回は一人暮らしでも、忙しくても、お金がなくてもできる簡単DIYについて紹介します!
DIYに興味はあるけれど、ハードルが高そう…
賃貸だから大掛かりなDIYはできない…
生活をもっと便利に、もっと素敵に変えたい!
こんな方におすすめなのが、ゆるく始められる「簡単DIY」です!
DIYとは?
そもそもDIYとは、「Do it yourself」の略で、そのまま訳すと「自分でやる!」というような意味です。
日用大工やハンドメイドと似た言葉で、自分自身の手で何かを作ることを言います。
今の暮らしに少し手を加えてより良いものにできるのがDIYです。
- 家具を手作りする、加工する
- 部屋をおしゃれに改造する
こう聞くと専門の道具や知識がいる、大変な作業をイメージするかもしれません。
そんな印象の例として、DIYが得意な人のイメージを勝手に挙げてみました。
- 建築やモノづくりを学んできた
- インテリアやデザインの仕事をしている
- センスがある
- 力持ちで体力がある
- 広いスペースがある持ち家
- 専門の道具を持っている
- DIYに使えるお金がたくさんある
わたし自身はこれらをすべて満たしていません。
事務職、非力、賃貸、節約志向。真逆だね
わたしは自分のDIYを「簡単DIY」や「プチDIY」と呼んでいます。
大掛かりな道具を使わない、お手軽なDIYを楽しんでいます。
- マスキングテープで壁に模様を描く
- 100均の木箱で小物入れを作る
小さなことでも自分で手を加えれば、すべて立派なDIYになります。
簡単DIYの例。わたしが作ったもの
わたしが実際に作った簡単DIYの作品例をご紹介します。
製作時間は5分以内、材料費500円以内のお手軽DIYばかりです。
簡単DIY①キッチン棚の収納
1つ目にご紹介するのは、空き箱と木目風シートで作った収納箱です。
こちらの収納箱は、キッチンの吊戸棚を整理するために作りました。
不要な空き箱に、100均ショップのリメイクシートを貼っただけの超簡単DIYです。
- 製作時間
- 5分
- 材料費
- 約100円
- 高い位置の吊戸棚を使いやすくできる
- 奥のスペースを有効利用できる
- 統一感が出て、すっきり見える
簡単DIY②すのこラック
もう1つご紹介するのは、すのこと木箱で作ったラックです。
- 製作時間
- 5分
- 材料費
- 約400円
- 置きたい場所に合わせたサイズにできる
- 通気性が良く、洗った食器を乾かせる
- 汚れてもまた作り直せる
- 不要になったら、燃えるゴミで処分できる
このように、簡単DIYは時間もお金もかからない、とてもお手軽なものです。
今回の記事では、簡単DIYに必要な工具やコツ、おすすめの材料をご紹介します!
すのこラックの作り方についても詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
簡単DIYにおすすめの工具
まずは、簡単DIYをするのに必要な工具についてご紹介します。
と言っても、まず用意したいのは3パターンだけ。
わたしが考える、これだけあれば始められる「最低限」のものを厳選しました。
簡単DIY道具①接着するもの
1つ目が、接着するものです。
材料をくっつけたり、組み合わせたりしてひとつのものをDIYするために必要なものです。
- 接着剤
- 瞬間接着剤、ボンド、のり
- テープ
- 両面テープ、マスキングテープ
- ホッチキス
- クリップ、結束バンド
- ネジ、釘
接着するという工程は簡単DIYのいちばんの基本。
材料を組み合わせることで、立体的なものが作れるようになります。
簡単な接着方法でも、できることはたくさんあります。
- 厚紙をホッチキスで止めて、引き出しの仕切りにする
- 両面テープで木材を貼り合わせ、新しく箱を作る
- すのこと木箱をボンドで接着し、収納棚を作る
ドライバーが必要なネジよりも、ボンドやテープなら気軽に使えます。
扱いやすく、安全で、紙にも木製製品にも使えるボンドのような接着剤が特におすすめです。
手軽なのに、意外と使える!
簡単DIY道具②飾るもの
2つ目が、飾るものです。
好きなデザインにするために色を塗ったり、シールを貼ったりするものです。
- 貼る
- シール、ステッカー
- マスキングテープ
- リメイクシート
- 塗る
- 色えんぴつ
- 絵の具
- ペンキ
- WAX、オイル
たくさんありますが、まずはマスキングテープと絵の具があれば十分です。
使っていないフォトフレームを好きな色に塗り替えたり、空き箱をマステで飾ったり。
市販のものに絵の具やマステで手を加えるだけで、自分だけのお気に入りが作れます。
自分の好きにできるのが、DIYの最大の魅力
特におすすめなのは、100均ショップや雑貨屋でも購入できるマスキングテープです。
- 貼った跡が残りにくい
- 失敗しても安心
- 賃貸でも原状復帰できる
- デザインやカラーが豊富
- お気に入りが見つかる
- 単価が安い
- 気軽に組み合わせられる
絵の具よりも準備や片付けが楽で、気軽に使いやすいうえに、接着用としても兼用できます。
原状回復したいものをマステで保護してから加工するという、本来の使い方も便利です。
賃貸DIYには欠かせない
ついつい集めたくなってしまうので、厳選したお気に入りだけを持つようにしています。
簡単DIY道具③測るもの
3つ目が、測るものです。
作るものや、設置する場所の大きさを測るために使います。
- メジャー
- 定規
- まっすぐなもの
メジャーのおすすめは、ふにゃっとならずに自力でまっすぐ伸びるタイプのもの。
一人でも扱いやすく、どんなものでも測りやすいです。
木製 メジャー。 おしゃれ…
「まっすぐなもの」とは、例えばえんぴつや、ノートの背表紙など。
メモリが付いていなくても、そのもの自体の長さを使って、「同じ長さ」を測ることができます。
例えば、1冊の本の高さに合わせて板を並べれば、簡単に等間隔にできます。
間隔をそろえたいだけなら、どんなものでも「測るもの」に代用できます。
うまく手を抜くことも、簡単DIYの楽しみ方
さらに広がる便利なDIY道具
簡単DIYに最低限必要なものを3つご紹介しました。
ここからはできることがさらに広がる工具をご紹介します。
比較的手に入りやすくて、あると便利なものをまとめてみました。
便利なDIY道具①彫刻刀
1つ目のおすすめ工具は、彫刻刀です。
カラーがかわいい彫刻刀
木の表面に模様を掘るのが本来の使い方ですが、単に傷をつけたり、表面を削ったり、使い道は様々です。
電動の工具よりも気軽に使えて、小回りが利き、省スペースに収納できます。
もちろんケガには注意してね
最近では滑りにくく握りやすい持ち手のものや、おしゃれなデザインのものもたくさんあります。
ちなみにわたしは、小学校の授業で使っていたものをずっと愛用しています。
簡単DIYをするときに、彫刻刀はこんな使い方ができます。
- 木製の小物入れに模様をつける
- 木材の節やトゲを削って取りのぞく
- 家具のコーティングを削って、ペイントできるようにする
- 木箱に傷をつけて、アンティーク風にする
のちほど紹介しますが、既製品をうまく活用するのが簡単DIYのコツです。
木箱やトレーなどに、少しだけ手を加えたいときに、彫刻刀が活躍します。
彫刻刀の刃の形状は様々な種類がありますが、おすすめはこの3つです。
例えばこちらのチェストは、引き出しの表面を中丸刃で削ってから、色を付けています。
表面を削ることで色が染まりやすくなり、木材の質感を生かすことができました。
便利なDIY道具②電動ドライバー
2つ目のおすすめ工具は、電動ドライバー。
DIYといえばこれ!というイメージがあるほど本格的な工具ですが、機能や価格は様々です。
扱いやすい小さなものや、試しやすい価格のものも意外とあります。
簡単DIYバージョンで、電動ドライバーの選び方をまとめてみました。
- 片手で扱える重さ、サイズのもの
- コードレスのもの
- 穴あけとプラスネジが使えるもの
簡単DIY用なので、威力や機能性よりも扱いやすさを重視した選び方です。
わたしが初めて買ったのは、こちらの電動ドライバー。
- コンパクトで扱いやすい
- どんな場所でも使いやすい
- コードレス
- 変形できる
- 細長く伸ばせる
- お手頃価格なのに、ビットが豊富
- 充電式だから軽い
片手で使っていても手が疲れず、小回りが利くのがお気に入りです。
本格派に比べると威力は落ちますが、簡単DIYには問題なく使えています。
威力が強すぎるドライバーは制御できずにケガをする恐れがあるので、わたしにはこれがちょうど良かったです。
初心者でも簡単にDIYできるコツ
ここからは、簡単にDIYするために、わたしが意識しているコツをご紹介します。
このコツをつかんだおかげで、お金や専門知識がなくても、気軽にDIYができるようになりました。
簡単DIYコツ①あるものを使って作る
1つ目のコツは今あるものや既製品を使うことです。
大きな家具を作るDIYに憧れて、いきなりホームセンターへ飛び込んでも、どんな材料が必要か分からず困ってしまいます。
10年前のわたしのこと
まずは、今あるものでできることを考えてみるのがおすすめです。
空き箱に折り紙を貼ってみたり。
小さな家具に色を塗ってみたり。
既製品がちょっと変化するだけでも、自分の手で作り変える楽しみを十分味わえます。
今あるもので工夫するのも、DIYの楽しみ方
例えば収納が欲しいと思ったときは、新しく買いに行く前に、家にあるもので作れないか考えるようにしてます。
- 捨てずに再利用できるのでエコ
- 不要なものを整理できる
- お金をかけずに満足できる
材料を買いに行く前に、家の中を見渡して使えそうなものを探してみます。
例えばこんな不用品も、簡単DIYの材料になります。
- お菓子が入っていた空き缶
- ショップの袋や包装紙
- 宅配便の空箱
- 使っていない木製小物
自分のアイデア次第で、何にでも生まれ変えることができます。
家に眠っている不用品が、宝の山になります。
考えるだけでワクワクする!
簡単DIYコツ②100均を活用する
2つ目のコツは、100均ショップを活用してDIYすることです。
お財布に優しい料金設定以外にも、初心者に嬉しいポイントがたくさんあります。
- コスパが良いものが多い
- 気軽に買いに行きやすい
- 少量サイズで試しやすい
- 商品の種類が豊富
巨大な木材が立ち並ぶホームセンターも楽しいですが、簡単DIYには少しハードルが高め。
100均ショップなら扱いやすいサイズの木材や、少量サイズの絵具が売っています。
特に、ペンキや絵の具を最初に買うときは、少ない容量のものから選ぶのがコツです。
実際に使ってみると思っていた色味と違うということは意外とよくあります。
少量ずつなら、いろいろな種類を試せるので安心です。
単価が安いと、たくさん買っても費用がおさえられるので、気軽に試すことができます。
簡単DIYコツ③便利なサービスを利用する
3つ目のコツは、便利なサービスを利用することです。
自分でする楽しみがDIYの醍醐味ですが、何から何まで自分ひとりでするのは難しいです。
例えば重い木材を自分で持って帰ったり、のこぎりを使って切断したり。
そんな力も、スペースも、道具もない…
わたしは、自分でできないことは無理にせず、便利なサービスをとことん活用しています。
- ホームセンターの木材カットサービス
- 購入した木材を切ってもらえる
- 通販サイトやオンライン注文
- 店舗に行かなくても材料が家まで届く
無理せず楽しめるのが簡単DIYの良さ。
いきなりハードルを上げずに、自分ができるDIYを楽しむようにしています。
初心者におすすめのDIY材料
道具とコツがわかったら、いよいよ材料をそろえて簡単DIY開始!
ここからは、簡単DIYにぴったりな材料をご紹介します。
気軽に手に入りやすくて、購入のハードルが低いものから集めてみました。
空き箱、包装紙
おすすめの材料1つ目は、空き箱や包装紙です。
お菓子や靴の空き箱、素敵な柄の包装紙は、そのまま捨てればただのゴミ。
ところが、アイデア次第で新しいものに生まれ変わる可能性を秘めています。
再利用ならコストがかからず、気軽にアイデアを試せます。
例えば靴の空き箱は、丈夫でちょうど良いサイズ感からこんな活用例があります。
- シートや包装紙を貼って収納箱にする
- タンスの引き出しの仕切りに使う
低いタンスの引き出しにも収まるような、簡単DIYにとって使い勝手が良いものが多いです。
好きな柄の包装紙やお店の袋は「飾るもの」として使えます。
包装紙で覆うことで、元の汚れが気にならなくなるというメリットもあります。
- フォトフレームに入れて使う
- マスキングテープで貼って、壁紙代わりにする
- ペイントの代わりに包装紙を貼る
おすすめ①すのこ
おすすめの材料2つ目は、すのこです。
100均ショップやホームセンター・家具屋などで、大小さまざまなサイズが売っています。
- 軽くて丈夫なので扱いやすい
- 柔らかく、加工しやすい
- 分解して木材として使える
- 複数枚を組み立てられる
すのこは板の隙間や、板同士をつなぐ横板が、DIYに活用しやすいポイントです。
- 板をつなぐ横板
- 棚板の支えとして使える
- すのこ2枚を嚙み合わせられる
- 板の隙間
- 通気性が必要なものに使える
- フックをかける収納ができる
- 板を差し込んで、立体的にできる
- 簡単に分解できる
すのこを使った簡単DIYの例を挙げてみました。
- 突っ張り棒をキッチンの壁に取り付ける
- 結束バンドですのこを取り付ける
- すのこの隙間にフックをかける
- キッチンツールを収納できる!
- 2枚のすのこと木箱をHの形に組み合わせる
- ボンドを使って接着する
- 底にも同じ木箱を接着する
- 飾りながら収納できるラックが完成!
好きなサイズで作ることができるので、部屋に合った収納にできます。
不要になっても簡単に分解できて、燃えるゴミで処分できるのも便利です。
もちろん、また新たなDIYの材料として繰り返し使うこともできます。
おすすめ②100均の木製製品
おすすめの材料3つ目は、100均ショップの木製製品です。
木板や角材、様々な形の木箱やトレー、フォトフレームなどが豊富に販売されています。
100均ショップは簡単DIYに大活躍!
- 既に組み立てられているので使いやすい
- 接着剤を使って組み合わせられる
- 木材なので加工しやすい
- 組み合わせによっていろいろなものが作れる
木製製品はペイントや接着などの加工が気軽にできるのが魅力です。
少し加工してそのままの用途で使ったり、組み合わせて新しいものを作ったり、可能性は無限大です。
- 好きな色にペイントして使う
- 組み合わせてラックや収納を作る
- 分解してDIYの材料にする
1から木材を組み立てるよりも、既製品をうまく使うことで、より手軽にDIYできます。
ひとつの価格が安いので、組み合わせて使っても費用を抑えられます。
木製製品を組み合わせた簡単DIYは、いろいろな場面で活用できます。
- すのこと木箱
- コの字型の飾り棚
- 木箱とトレー
- 引き出し式の収納
- タンスの仕切り
- フォトフレームとトレー
- H型のラック
- 蓋つきのメイクボックス
100均ショップには、ほかにも簡単DIYに使えそうな材料がたくさんそろっています。
実際にものを見てみると、アイデアが湧きやすいです。
材料を眺めながら、どこで使えるか、どんな加工ができるかを考えるだけでも楽しいです。
行くだけでワクワクできるなんて、お得
すのこラックのDIY手順
簡単DIYの例として最初にご紹介した、すのこラックの作り方を詳しく解説します!
このラックの材料はすべて100均ショップで用意しました。
- すのこ2枚
- 木製のトレー2個
- ボンド
すのこと木箱をボンドで接着していくだけの、超簡単DIYです。
- すのこ2枚をボンドで組み合わせる
- 設置したい場所に合わせて、木箱の位置を決める
- 木箱とすのこをボンドで接着する
- 乾くまで放置する
すのこを2枚重ねることでより頑丈になり、必要な長さにもできました。
乾かす時間を除けば、5分ほどで完成しました。
本当にお手軽!
試しに使ってみると、中央に力を加えたときにすのこが外れそうだったので、少し工夫しました。
- 複数の結束バンドでしっかり固定する
- 重いものは木箱の上にのせる
- 壁にぴったり沿わせて支えにする
写真は結束バンドで固定する前のもの。
作ってみた後で、より安全に使えるように改良しました。
問題にぶつかっても、どう改善しようか考えて、いろいろと作り直せるのがDIYの魅力です。
むしろそれが楽しい
シンプルな工程なので、もっと手を加えればさらに自分だけのお気に入りが作れます。
- 好きな色にペイントする
- ニスでコーティングする
- 場所に合わせて材料の大きさを変える
- 木箱の形を変えて、雰囲気の違うラックにする
このすのこラックはキッチンに置いて、調味料や食器置き場として使っていました。
木製製品なので、火のそばで使うときは注意が必要です。
写真の位置に置いていたときは、奥のコンロや魚焼きグリルは使っていませんでした。
すのこは壁にぴったりくっつき、木箱はコンロをまたげるように、サイズを工夫しています。
簡単なDIYで備え付けのように、スペースにぴったり合った収納を作ることができました。
簡単DIYなら気軽に始められる!
簡単DIYの始め方について、紹介してみました。
DIYは大掛かりなものがすべてではなく、もっと気軽に、簡単にできるもの。
広い庭で、電動の工具を軽々と使って、大きな木材から家具を作るDIYにも憧れるけれど、自分には難しいです。
自分にできる簡単DIYでも、自分で考えて作る楽しみを味わうことができます。
DIYに憧れがあってもハードルが高いと感じているなら、小さなことでも試してみてほしいなと思います。
少しでもハードルが下がって、憧れが現実になる楽しみを知ってもらえたら嬉しいです。